臨床工学科は、生命維持管理装置および医療機器の操作、保守管理を目的として現在8名の臨床工学技士が臨床工学業務に従事しています。
業務
血液浄化療法
多人数用患者監視装置18台、個人用患者監視装置7台を所有し、医師や看護師と連携して慢性維持透析患者に対しプライミングから穿刺、返血までの業務を行っています。また、透析液管理や清浄化、機器保守管理も積極的に行っています。さらに、自己の腹水から不要な物質を除去し、再び体内へ還元する腹水濃縮再静注法(CART:Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)も施行しています。
人工呼吸療法
医療センター内にある5台の人工呼吸器の操作および保守点検業務を行っています。
使用後の終業点検および1日1回の巡回点検により情報を医師、看護師と共有するように務めています。
また、睡眠時無呼吸症候群に対し、CPAP療法の導入時説明や指導、遠隔モニタリングを使用した使用履歴解析等を行っています。
内視鏡検査
内視鏡検査および治療に関する機器や器具の保守管理を行っています。
また、医師・看護師と連携を取りながら検査中の患者状態の確認等の臨床業務にも携わっています。
機器保守・管理
医療機器管理責任者を設置し、パソコンで作成した機器管理台帳を用い、購入から破棄までを一括管理し、適正な医療機器の運用に務めています。
また、医療機器のメンテナンスは年間計画表をもとに保守・点検を行い医療事故の回避に努めています。